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診療所紹介

院内風景

院長紹介

院長 津本学

精神保健指定医/日本精神神経学会専門医
京都府立医科大学卒業。京都大学医学部付属病院精神神経科での研修を経て、いくつかの民間病院勤務の後、98年より木村診療所に勤務。99年2月より同院院長。

 

 

当院について

こころ病める人たちに、街なかで当たり前の医療を提供したいとの思いから、木村診療所が開業したのは1983年のことでした。
当時精神科の医療は、街なかから遠く離れたところにある精神科病院がその大部分を担っていました。

こころの病を得た時には、日常の生活圏から切り離された場所で療養するということが当たり前の時代でした。
月日は流れて、今や街には多くの精神科や心療内科の診療所ができています。
書店には精神科関連の本が数多く並び、テレビやインターネットなどのメディアを通して、精神科で扱われる疾患名が私たちの目に触れない日はないと言っても過言ではないでしょう。
精神疾患が特別なものではなく、私たちの日々のすぐ隣に在るものとして認識されるようになったという意味において、こうした変化は望ましいものと言えます。

しかし、こうした変化は私たちの生活に安心や余裕をもたらしてくれたでしょうか?

診療所に来られる多くの方々は、ご自身の悩みを相談されること以上に、その診断について強い不安を語られます。ご自身の生きづらさへの処方箋を探すことよりも、診断への不安が先行してしまう ・・・ ここに現代という、情報過多の時代の特性が現れているように思われてなりません。

私たちはいつの頃からか、自分自身の悩みを自ら抱え、解決策を見いだしていこうとすることよりも、自分自身がどこに位置し、どう振る舞えば良いのか、ということの方に悩みの視点をずらしてきたように思われます。
そうした私たちの意識の変化と歩調を合わせるように、精神医療は生物学的・脳神経科学的な知見を取り込みながら、診断に重きを置き、そこから導き出される薬物中心の治療方式を標準化させる方向で進化してきました。

しかし歴史をひも解いてみると、精神医療における診断名というものは、時代の在り方によって大きく変遷してきたことがわかります。
つまり、私たちの悩みや迷いは、今という時代の言説によって規定され、時にそれらに振り回された結果として、私たちの前に立ち現れたものとも言えるのです。
それらに立ち向かう私たちの味方となってくれるはずの精神医療は、他のあらゆる制度と同じように、時代という波に翻弄される船のような無力で儚い存在であるのかもしれません。

それでも私はこう言いたいのです。

私たちは診断という医療主導の類型化のもとに定義づけられる前に、ひとりひとりがかけがえのない生活者として位置づけられる存在です。
医療はいかなる形であれ、そうした私たちの生活を支援する黒子としてその役割を全うするべきものでしょう。
そして私は、診断に重きを置き、薬物療法に依存した狭い意味の治療を提供する場ではなく、その人固有の生活を共同して支えていける場として、この診療所を活用していただきたいと思っています。

精神のみならず、身体も含めたいかなる疾患・病であれ、それを得た人がもう一度新しい自らの人生に向き合おうとする。
その気持ちを支え、疲れた時には一時停泊できる寄港地になりたい。
今まで当たり前と感じていた自分自身を見失ってしまった私が、もう一度新しい「わたし」に還る。
その現実の受容と、そこから未来に立ち向かおうとする決意を支え、励まし、ともに悩み続ける伴走者になりたい。
さりげない日々の営みの中に、「わたし」を取り戻すヒントが隠れている。その鉱脈を一緒に探り当てていくお手伝いができればと思います。

院長 津本学

診療所概要

名称 医療法人 木村診療所
診療科 精神科 心療内科
院長 津本学
所在地 〒569-1124 大阪府高槻市南芥川町8番30号 地図・アクセス
電話 072-685-7788